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AO・総合型選抜·9 分で読了

関関同立の総合型・推薦対策まとめ|方式の違いと小論文傾向

関関同立総合型選抜公募推薦小論文関西大学別

関西・関学・同志社・立命館の総合型選抜・公募推薦を公式情報から概観。関西圏特有の推薦文化と小論文・書類のポイントをlonova編集部が整理する。

関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学、いわゆる関関同立は、総合型選抜・推薦入試の実施状況にも関西圏らしい特徴がある。首都圏の難関私大と単純に同じ物差しで比べると、対策の方向を見誤りやすい。

この記事では lonova 編集部が、4大学の公式入試情報をもとに、関関同立の総合型選抜・推薦入試の全体像と大学別の色の違い、小論文・書類のポイントを整理する。方式名・出願資格・募集人員は年度・学部で変わるため、最新情報は必ず各大学の入学試験要項で確認してほしい

関関同立の総合型・推薦入試の全体像

関関同立を語るうえでまず押さえておきたいのは、「公募推薦」と「総合型選抜(AO型)」がそれぞれ別の制度として存在し、しかも4大学すべてが両方を持っているわけではないという点だ。

一般に、関関同立のなかで学校推薦型選抜としての公募推薦を実施しているのは関西大学と同志社大学とされる。関西学院大学・立命館大学は、総合型選抜(AO型の選抜)を主軸にした制度設計になっている。この違いを知らずに「関関同立は公募推薦が受けられる」と一括りに考えると、志望校によっては制度自体が存在しないという事態になりかねない。

大学別 総合型・推薦方式の早見表

2026年度入試の時点で公式に確認できる主な方式を整理する。募集人員・出願資格・試験内容は学部・学科・年度で変わるため、方式の傾向把握にとどめてほしい。

大学主な方式名傾向
関西大学公募制推薦入試/総合型選抜(AO入学試験)公募推薦・総合型の両方を実施。学部により方式が異なる
関西学院大学探究評価型入試/学部特色入試/グローバル入試/スポーツ選抜入試総合型選抜を4区分で整理。多くの学部で実施
同志社大学自己推薦入学試験(総合型選抜)/推薦選抜入学試験(公募制)総合型・公募推薦の両方を実施。学部ごとに要項が異なる
立命館大学AO選抜入学試験(総合型選抜)多数の学部で学部別に多様な方式を実施。関関同立で最も方式数が多い

同志社大学は、2026年度入試で従来のアドミッションズオフィス方式による入学者選抜(AO入試)を廃止して文化情報学部に自己推薦入学試験を導入しており、この体制は2027年度入試でも継続している。年度によって呼び方や対象学部が変わりやすい点は共通して注意したい。

関西大学の特徴

関西大学は、公募制推薦入試と総合型選抜(AO入学試験)の両方を実施している。商学部の公募制推薦入試や、システム理工学部・環境都市工学部・化学生命工学部といった理系学部の公募制推薦入試など、学部単位で制度が用意されている。

制度の種類が多い分、志望学部にどの方式があり、書類審査中心なのか小論文・面接を伴うのかは、学部ごとの募集要項で個別に確認する必要がある。

関西学院大学の特徴

関西学院大学の総合型選抜は、探究評価型入試・学部特色入試・グローバル入試・スポーツ選抜入試の4区分に整理されている。探究評価型入試とスポーツ選抜入試は全学部で実施され、グローバル入試のなかでも国際的な活躍を志す者を対象とした入試や国際バカロレア入試は全学部対象とされる一方、帰国生徒入試は一部学部で実施されないなど、区分によって対象学部が異なる。

学部特色入試では、文化芸術活動やボランティア活動といった学業以外の実績を評価する枠が設けられている点も特徴だ。いずれの方式も「関西学院大学を第一志望とする者」であることが前提とされ、合格した場合は入学が条件になる。同一年度内に出願できる総合型選抜はひとつに限られる点も、志望校選びの段階で押さえておきたい。

同志社大学の特徴

同志社大学は、総合型選抜にあたる「自己推薦入学試験」と、学校推薦型選抜にあたる「推薦選抜入学試験(公募制)」の両方を実施している。自己推薦入学試験は、大学教育を受けるに十分な基礎学力があり出願資格を満たせば、自分の意志で出願できる公募制の選抜で、第一次審査(書類)と第二次審査で合否が判定される構成だ。

2026年度からは、従来のアドミッションズオフィス方式による入学者選抜(AO入試)が廃止され、文化情報学部に新たに自己推薦入学試験が導入されるなど、制度名や対象学部が変わる年度でもある。前年の情報をそのまま使わず、学部ごとの最新要項を確認してほしい。

立命館大学の特徴

立命館大学は、関関同立のなかで総合型選抜にもっとも力を入れている大学とされる。AO選抜入学試験という名称のもと、多数の学部で学部別に多様な方式が用意されており、学部・方式ごとにアドミッションポリシーが個別に定められている。正確な学部・方式の一覧は必ず公式の入試情報サイトで確認してほしい。

たとえば文学部には英語外部試験のスコアなどを出願条件とする「国際方式」と、探究したいテーマ等をプレゼンテーションする「人文学プロポーズ方式」があり、国際関係学部には「講義選抜方式」と「グローバル・スタディーズ専攻総合評価方式」、産業社会学部には「産業社会小論文方式」がある。方式数が多い分、名称だけで中身を判断せず、志望学部・方式のアドミッションポリシーと過去の選考内容を個別に確認する必要がある。

関西圏特有の公募推薦文化

首都圏の難関私大では総合型選抜(旧AO入試)が主軸になっている大学が多いのに対し、関西圏では学校推薦型選抜としての「公募推薦」が独自の存在感を持ってきた文化的な背景がある。学力試験に近い側面を持ちながら在籍校長の推薦を要件とする公募推薦は、一般選抜の前哨戦・実力試しとして活用されることも多い。

ただし関関同立のなかで公募推薦を実施しているのは関西大学と同志社大学に限られ、関西学院大学・立命館大学は総合型選抜(AO型)中心の制度設計になっている。「関関同立はどこも公募推薦がある」という思い込みで併願計画を組むと、志望校によっては選択肢自体が存在しないことになるため、大学ごとの制度の違いを先に確認しておきたい。

小論文・書類のポイント

方式は大学ごとに違うが、関関同立の総合型・推薦で共通して見られる評価の観点はある程度整理できる。

観点傾向
書類審査志望理由書・調査書などによる一次審査が多くの方式で設けられている
小論文・論述学部・方式によって課される。産業社会学部の「産業社会小論文方式」のように学部固有の名称がつく場合もある
プレゼンテーション立命館の「人文学プロポーズ方式」のように、探究テーマの発表形式を取る方式もある
専願条件「第一志望であること」を出願要件とする方式が目立つ

小論文が課される方式では、学部が重視するテーマ領域(文学部なら人文学的な探究テーマ、産業社会学部なら社会現象への視点など)に沿って、自分の経験や関心をどう論に落とし込むかが問われやすい。総合型選抜全体で見られる評価軸は 総合型選抜の小論文 、志望理由書との一貫性の作り方は 志望理由書の書き方 で整理している。

lonovaでの対策法

関関同立の総合型・推薦は方式数が多く、学部ごとに求められる論の方向性も異なる。だからこそ、志望方式の設問形式に沿って何度も書き、その都度どこが弱いかを確認する練習が効いてくる。過去問や練習問題を解いても、その場でフィードバックしてくれる相手がいなければ、書きっぱなしで終わってしまいやすい。

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志望理由書やプレゼンテーション原稿の一貫性を確認したい場合は、志望理由書のAI添削 もあわせて活用してほしい。国公立との併願を検討している場合は 国公立の小論文対策 、公募推薦全般の傾向は 推薦入試の小論文 も参考になる。

よくある質問

関関同立はどの大学も公募推薦を受けられますか

いいえ。公募推薦を実施しているのは関西大学と同志社大学とされる。関西学院大学・立命館大学は総合型選抜(AO型)を主軸にした制度設計になっており、公募推薦という名称の入試は基本的に存在しない。志望校の制度を個別に確認してほしい。

立命館大学の総合型選抜は方式が多くて選びにくいです

たしかに立命館は多数の学部が学部別の方式を持ち、関関同立のなかで最も方式数が多い。まずは志望学部のアドミッションポリシーを読み、自分の経験・強みと合う方式(国際方式・プレゼンテーション型・小論文型など)を絞り込むところから始めるとよい。

同志社大学の自己推薦入学試験と推薦選抜入学試験(公募制)は同じものですか

別の制度だ。自己推薦入学試験は総合型選抜にあたり、推薦選抜入学試験(公募制)は学校推薦型選抜にあたる。自己推薦入学試験の対象学部は年度により変わるため、学部ごとの最新要項で確認してほしい。

関関同立の小論文は共通した対策で足りますか

学部・方式によって重視されるテーマ領域が異なるため、共通対策だけでは不十分な場合がある。産業社会学部の「産業社会小論文方式」のように学部固有の出題傾向を持つ方式もあり、志望方式の過去の出題傾向を個別に確認したうえで対策する必要がある。

まとめ

関関同立の総合型選抜・推薦入試は、大学ごとに制度設計がはっきり異なる。公募推薦を実施するのは関西大学と同志社大学、関西学院大学と立命館大学は総合型選抜(AO型)を中心とした制度になっている。立命館大学はもっとも選択肢が多く、方式ごとにアドミッションポリシーが個別に定められている。

対策の出発点は、志望大学・学部にどの制度があり、公募推薦なのか総合型選抜なのかを最新の要項で確認することだ。そのうえで、小論文・プレゼンテーションと志望理由書の内容に一貫性を持たせることが、大学を問わず共通して効く対策になる。

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